無題
大嫌いだった君のことが大好きになった
そんな僕を君は嫌った
僕の気持ちは誰にも届かないのかもしれない
あるいは僕に伝えようという意思が無いのか
よく分からない
何が嘘で何が本当なのか
僕が本物だと信じていたものを君は嘘だと言う
自分の心と向き合っても
君が否定するから分からなくなる
僕が信じようとしていたものは何だろう
あれも嘘
これも嘘
すべて嘘になるなら
やはり僕の中に僕はいないのではないのか
君が受け入れたという僕はどこに居たんだろうね
きっとそんなもの
存在しないんだよ
君が愛した僕は僕ではない
愛されたのは僕ではなかった
君に愛されたいが為に創り出した
君の理想もどき
僕は
愛されていなかった
初めから
きっと